これ、まったく意味の分からなかった議論。
これに端を発して、
こんなに真面目に考えても分からなかったんだけども。
このキレ方がよく分からない。いや、確かに文系の人には分かりにくい話かもしれんけど、でも数学的に考えるってのはこういうことなんだよ。
そもそもそんな変な喩えをするからこっちも解釈に困るんであって……。
理想への漸近の話がしたかったのか、あるいは、自由主義の理念を導出する過程が複数あり得ることを表現したかったのか……。
ただまあ、これがこの少し前の、↑でも紹介しているモデルがどうとかの議論の後であることに注目して欲しいところで。人を国語の成績でバカにしといて、数学的にちょっと真面目な話をしたら怒り出すってどういうことよ。
ここで展開している数学の話だって無駄話ではないぞ。連続量だとか誤差だとか、数を使ったモデルの立て方だとかに関係してくる話で。
「ハンパな5」でしかない現実の自由主義体制の向こうに理想の「正確な5」を想像することは可能なわけだろ。
で、数学ってのは、どの程度の「ハンパな5」なら「正確な5」と同一視して扱っても大丈夫で、どこからはダメなのか、ということを厳密に定義した、おそらくは唯一の学問なんだよ。
だから、hokusyuくんの言いたい内容の表現には数学は適してなかったんじゃないかなあ、と、あれから大分経つんで他人事、岡目八目で見えてきた解釈を元に指摘してみる。
つまり、その思想的ハンパは数量としてどう置き換えられてるんですか、ということ。
政治思想は数字で表せねえよ、と言いたいかもしれんが、だったら最初から数字で喩えんじゃねえよと。
そもそもだ。何かを数量で表すとき、その数がどんな意味を持っているかにはいろんな種類がある。これを読もう。
高校レベルで理解出来そうな簡単なことしか書いてないが、これを知るだけでも、何かを数で表すのは難しいことなんだよ、と分かるはず。あと興味があるならニューロコンピューティング(いろんなもののベクトル空間へのマッピング)とか遺伝的プログラミング(思考過程の数値化)とかも勉強してみ。東大行けるオツムがあるなら簡単だろ、計算だけ見ればそんな難しいことやらないから。
……っていうか、そもそも政治の議論してて、唐突に
「たとえば、5という数は2+3や1+4から導き出されるが、2+3や1+4は必ず5になることにかわりはない。ここで、2+3のほうが1+4に比べて「より5らしい」ということはできない。また、2+4は6になるのであって、けして5になることはない。2+4は5ではないが「ハンパな5」であるという言い方はせいぜいレトリックとして意味を持ちうるにすぎない」とか言われたら、ポカンとするしかないだろ、どこのラムズフェルドだよw国語の成績がどうだの言われた直後に、むしろよくキレもしないで相手したと褒めてもらいたいくらいだが。
……読み直したついでに、実に無駄な返答が書けちまったよ。